基本データ(履歴書)
- 名前:桐島 繕(きりしま ぜん)
- 年齢:48歳(197X年生まれ)
- 前職:健康食品受託製造(OEM)工場 品質管理責任者
- 現職:無農薬・自然栽培の探求家 / 山間部での隠居生活
- 居住地:湿気の多い山奥の古民家(冬は骨身に沁みる寒さだ)
- 愛するもの:「原材料名」の短さ、土のついた根菜、JAS有機認証マーク
- 憎むもの:「飲みやすい」という宣伝文句、裏面表示の「/(スラッシュ)」以降、人工的な甘いコーティング
- 現在の口癖:「その粒、本当に食品か?」
[決定的な敗北]の記憶
私はかつて、あなたが毎日ありがたがって飲んでいる「それ」を作る側の人間だった。
来る日も来る日も、白い粉と向き合っていた。
だが、その粉の正体は、消費者が夢見るような「希少な栄養素」ではない。
9割が「添加物」だ。
- 「原価を下げろ」
- 「粒が割れないように固めろ」
- 「消費者が飲みやすいように甘くコーティングしろ」
営業から降りてくる命令はいつも同じ…。
私は品質管理という名の元、いかに安価な「増量剤(コーンスターチや乳糖)」でカサ増しし、いかに機械の通りを良くする「滑沢剤(ステアリン酸カルシウム)」を混ぜ込むか、その配合比率ばかりを計算していた。
ある日、工場のラインを流れる何万粒もの錠剤を見下ろしていた時、ふと強烈な吐き気に襲われた。
それは比喩ではない。実際に胃液が逆流した。
「これは食品ではない。食べる工業製品だ」
そう気づいてしまった瞬間、私が積み上げてきたキャリアは音を立てて崩れ去った。
皮肉な話だ。健康食品を作っていた私自身が、ストレスと化学物質への嫌悪感で、ボロボロに体を壊していたのだから。
私が払ってきた「代償」
私は工場を辞めた。
退職金も、安定した地位も、業界でのコネクションも全てドブに捨てた。
そして、本物の「純度」を求める旅に出た。
だが、そこは更なる地獄だった。
「無添加」を謳う商品の裏側を調べれば、表示義務のないキャリーオーバー(原料由来の添加物)が隠されている。
「天然」を謳う原料を取り寄せれば、残留農薬の数値に検出器が悲鳴を上げる。
私がこの数年で、検証のために購入し、そして廃棄したサプリメントや原料の総額は、優に高級車一台分を超える。
妻には呆れられ、家計は火の車になりかけた。それでも止められなかった…。
一度「裏側」を見てしまった人間に、妥協は許されない。
1%でもノイズ(不純物)が混じれば、それは私にとってゴミ同然だからだ。
そうして数年の放浪と散財の末に、ようやく辿り着いたのが、今の生活であり、このブログで語る「田七人参」という唯一の解だ。
このブログが存在する理由
なぜ、わざわざこんな情報を公開するのか。善意からではない。憤りからだ。
テレビCMも、ネットのランキングサイトも、医者の推奨コメントも、誰も本当のことを言わない。
「飲みやすさ」や「安さ」ばかりを礼賛し、消費者に「高価なラムネ菓子」を売りつけるこの構造に、反吐が出る。
かつての私のように、健康のためにと信じて、毒(添加物)を飲み続けている人間を一人でも減らしたい。
それが、粗悪品を世に送り出し続けてきた私の、せめてもの贖罪だ。
ここには、耳触りの良い言葉は一つもない。
あるのは、元技術者が見てきた冷徹な事実と、私が選び抜いた「本物」への狂気的な執着だけだ。
ついてこられる人間だけ、読めばいい。
あなたの身体は、ゴミ処理場ではないはずだ。
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